
お知らせ
2026年9月29日
郡山の在宅往診クリニックと連携|訪問鍼灸・訪問マッサージで腰の痛みに寄り添った一例

こんにちは。郡山で訪問鍼灸・訪問マッサージを行っている株式会社じけい会訪問鍼灸マッサージです。今回は、在宅の往診クリニックの先生と連携させていただき、強い腰の痛みでお困りだった方のもとへ訪問鍼灸(はり・きゅう)でお伺いした一例を、ご家族やケアマネジャーの皆さまに向けてご紹介します。「病院と鍼灸院って、そんなふうに一緒に診てくれるんだ」と、少しでも安心材料になればうれしいです。
1. きっかけは、在宅の往診クリニックからのご相談
今回の患者さんは、安積整形外科の在宅部門からご連絡をいただいたことがきっかけでした。強い腰の痛みのために外来へ通うことがむずかしく、往診でご自宅に伺って診てもらっていた方です。
先生が訪問して診察されたときには、腰の痛みが強く、ほとんど寝たきりに近い状態だったそうです。痛み止めの注射や、湿布・内服のお薬などの処置をしていただいたものの、それだけでは痛みのコントロールが十分ではありませんでした。
こういう場面では、ふつうは「介護保険を使って訪問リハビリ」や「訪問マッサージ」といった選択肢が出てきます。ところが、この方は介護保険をまだお持ちではなく、すぐに使えるのは医療保険だけという状況でした。そのなかで、ご本人が「鍼やお灸に少し興味がある」とおっしゃっていたこともあり、訪問鍼灸(はり・きゅう)でのご依頼につながったのです。
2. 「介護保険がまだ使えない」ときの選択肢としての訪問鍼灸
意外と知られていないのですが、はり・きゅうやマッサージは、一定の条件を満たせば医療保険を使って訪問で受けられる場合があります(医師の同意が必要です)。介護保険の認定を待っている間や、認定が下りるまでの「今この痛みをどうにかしたい」という時期に、医療保険で対応できるのは大きな安心につながります。
今回もまさにその形でした。往診の先生に診ていただきながら、痛みへのアプローチとして訪問鍼灸を組み合わせていく——「医療」と「鍼灸」がそれぞれの役割で関わる、在宅ならではのチームケアです。
3. 実際の施術|股関節と腰の痛みに、週3回のはり・きゅうとマッサージ
この方は、腰と股関節まわりの痛みが特に強い状態でした。そこで、はり・きゅうを中心に、あわせて硬くなった筋肉をやさしくほぐす簡単なマッサージも組み合わせて、週3回のペースでご自宅にお伺いしています。
初回から「とても気持ちがいい」「施術のあとは痛みがやわらぐ」とおっしゃっていただけました。もちろん、はじめのうちは痛みがぶり返すこともあり、一時は「入院して詳しく診てもらいたい」というご希望もありました。大きな病院を紹介して検査もしていただきましたが、幸い大きな異常は見つからず、「ご自宅で療養しましょう」という方針に。そこからは在宅での療養を、私たちも一緒に支えさせていただいています。
4. 約3週間での変化(※効果には個人差があります)
9月のはじめから施術を開始して、およそ3週間。少しずつではありますが、太もも(大腿部)から腰にかけての痛みがだいぶやわらいできたと、ご本人もとても喜んでくださっています。「あんなに動けなかったのに」という声をいただけると、私たちも本当にうれしくなります。
※施術の感じ方や変化のスピードには個人差があります。すべての方に同じ結果をお約束するものではありませんので、その点はどうかご理解ください。まずはお身体の状態を丁寧に確認しながら、無理のない範囲で進めていきます。
5. 往診の先生・ケアマネさんとの連携が支えに
今回のケースでは、安積整形外科のケアマネジャーさんを通してこまめに情報のやり取りをさせていただきました。「今日の様子はこうでした」「痛みの出方が変わってきました」といった小さな共有の積み重ねが、在宅での療養ではとても大きな力になります。
先生によって、マッサージや鍼灸への考え方・診かたはさまざまです。だからこそ私たちは、医療の先生が主役の場面ではしっかりお任せし、私たちが力になれる「痛みへのケア」の部分でしっかり協力する——その線引きを大事にしています。それぞれが得意なところを持ち寄ることで、患者さんにとって一番いい形に近づけると考えています。
6. これからの目標と、ご家族・ケアマネの皆さまへ
この方は、まだ転倒のリスクも残っています。ですから当面は、「まず痛みをしっかり取ること」を第一に進めていきます。現状は医療保険での対応が中心ですが、今後介護保険が使えるようになれば、訪問リハビリへつなげていくことも見据えています。往診の先生のもとでも簡単なリハビリは可能ですので、痛みが落ち着いてきたら、少しずつ「できることを増やす」段階へ。目指しているのは、日常生活の動作(ADL)を一段ずつ引き上げていくことです。
「病院に通えない」「介護保険がまだ使えない」「強い痛みで動けない」——そんなときこそ、在宅の医療と訪問鍼灸・訪問マッサージの連携が力になれる場面があります。郡山で訪問鍼灸・訪問マッサージ、在宅でのお身体のケアをお探しの方、また「この方にも合うかな?」と気になるケアマネジャーの皆さまは、どうぞお気軽にご相談ください。医師の同意や保険の使い方についても、わかりやすくご説明します。これからも一つひとつのご縁を大切に、地域の在宅医療のお役に立てるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

