
お知らせ
2026年9月14日
郡山市の訪問マッサージ|パーキンソン病の方の退院後を支える施術とリハビリ
先日、病院で行われた退院調整の場に参加してきました。
今回ご相談いただいたのは、退院後に施設へ入居される方です。
退院後の生活では、介護保険によるサービスだけではなく、医療保険を利用した訪問マッサージを組み合わせることで、身体の状態に合わせたケアを受けられる場合があります。
今回の方はパーキンソン病をお持ちで、両膝に約20度の伸展制限があり、立ち上がることが難しい状態でした。
病院では立ち上がりの練習も行われていましたが、まずは膝の伸びを妨げている状態を改善していくことが、立ち上がりや歩行につながるのではないかと考え、「まずは膝の伸展制限を改善すること」を第一の目標として、施設での訪問マッサージを開始することになりました。
また、肩の痛みや指先のしびれもあったため、膝の状態を優先しながら、今後少しずつフォローしていくことになりました。
実際に施設へ伺ってみると
身体の状態を確認すると、ハムストリングスや内転筋の緊張が強く、それが膝の伸びにくさにつながっている様子が見られました。
そこで、マッサージではこれらの筋肉の緊張を和らげることを意識してアプローチしています。
また、施術だけではなく、普段どのような姿勢で過ごすかという「ポジショニング」も大切です。
例えば、膝の下にクッションを入れることで腰への負担を軽減したり、内転筋の緊張が強く足が開きにくい場合には、クッションを挟んで休んでいただくなど、日常の姿勢についても施設の方と相談しながら工夫しています。
こうした日々の姿勢への配慮が、身体のこわばりや関節が動きにくくなることを防ぐためにも重要だと考えています。
立ち上がり動作について
立ち上がりの練習も行いましたが、今回はなかなか踵(かかと)を床につけることができませんでした。
膝の伸展制限に加えて、足関節の背屈にも制限があり、踵をつけてしっかり踏ん張ることが難しい状態だったためです。
そのため、現時点では立ち上がり動作もかなり不安定でした。
無理に動作訓練だけを進めるのではなく、まずは筋肉の緊張や関節の動きにくさを少しずつ改善し、身体を動かしやすい状態に整えていくことが大切だと考えています。
ご家族の思いに寄り添って
今回、ご家族の方からは「できる限りのことをしてあげたい」というお気持ちを強く感じました。
大切なご家族が退院した後も、少しでも身体を動かしやすく、安心して施設での生活を送れるようにしたい。
その思いに寄り添いながら、私たちも施術を続けていきたいと思っています。
今後も施設へ定期的に伺い、膝の状態や立ち上がりなどの動作がどのように変化していくのかを確認していく予定です。
数か月後には、今回の方の膝の状態や動作について、またコラムでご報告できればと思います。
退院後の生活や身体の動きについて不安を感じている方、ご家族の方、施設関係者の方など、訪問マッサージについて気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
じけい会訪問鍼灸マッサージでは、一人ひとりの身体の状態や生活環境、ご家族の思いなどを考慮しながら、ご自宅や施設での施術を行っています。

